歴史ぶらり1人旅

歴史好きのかっくんです。歴史スポットを一人気ままに探訪します。

群馬県 歴史探訪3 日本一の河岸段丘と歴史溢れる町 沼田探訪

こんにちは、rekikakkunです。

 

群馬県歴史探訪3日目は前橋から沼田へ移動し、

河岸段丘と戦国の史跡を探訪します。

 

 ~今回の探訪場所~

  探訪場所は、下のグ-グルマップの地図で、①から⑧です。

  探訪したこの番号順に、ご紹介致します。

 (②から⑦は沼田中心部に集中し見え難いので、拡大して下さいませ) 

  ①河岸段丘ビュ-ポイント   ⑤沼田城

  ②沼田市観光案内所      ⑥沼田市歴史資料館

  ③正覚寺、(沼田駅)     ⑦沼田城大手門跡、大手道

  ④沼田城滝坂口        ⑧名胡桃城  

 

<探訪 6>

 ①雨乞山付近の河岸段丘ビュ-ポイント

   探訪3日目の朝、7:30に前橋のホテルを出発し、

   国道17号線を北上して沼田を目指しました。

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(写真1)国道17号線を沼田に向かって北上中。
関東平野を抜けて狭隘になっていく

   うん、良い雰囲気です😊

   ただ、天気予報を見ていると、

   これから雲が多くなる感じ・・・。

   最初に河岸段丘のビュ-ポイントに

   向かうことにしました。

   この場所はプラタモリの番組で紹介された所です。

   10時頃に到着しました。(写真2)  

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(写真2)雨乞山付近の河岸段丘ビュ-ポイント(グーグルマップの①)

   そして車から降りて見てみると・・・   

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(写真3)雨乞山付近の河岸段丘ビュ-ポイントより撮影

   うお~これだー、凄い絶景( ^ω^)

   ネットで見た写真と同じ、河岸段丘ってハッキリ分かります👍 

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(写真3)の解説
(河岸段丘(赤の囲い)と沼田市街地の間に片品川が右Uの字に流れています)

   (写真3)は上のグーグルマップの①の場所から、

   西の方向(左下の方向)を見ています。

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(写真4) 河岸段丘部の拡大 (はっきり見えますね)

   沼田は、利根川、片品川、薄根川で形成される

   日本一美しい河岸段丘の町と言われてます。

   この場所以外にも見所が沢山ある様ですよー。

    

 沼田市観光案内所

   その後、沼田城の駐車場に駐車し、

   自転車に乗り換えて、沼田城周辺を探索しました。

   まずは沼田城の入口にあります沼田市観光案内所

   に行って、沼田市の観光地図と御城印(1城目)を

   入手しました。

  

   御城印は真田氏関係4城を集めると、

   無料で記念の御城印が貰える様です。

   狙おうかな?

 

   さて、遠い方の正覚寺から行きます、

   ・・・がもう昼ですねー、

   おっと、お寺に行く途中にお店がありました。

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(写真5) 沼田のお店でポ-クソテ-ランチ

   うん、美味しい😋

   平日のおしゃれなランチ店、当然の様に

   お嬢様方達に囲われ、男一人(*_*;

   ま、これで腰を落ち着けて沼田探索に行けます(笑)。

 

<探訪7>   

 正覚寺

   正覚寺真田昌幸の長男真田信幸に嫁いだ、

   本多忠勝の娘小松殿の菩提寺であり、

   お墓があります。

   1600年の関ヶ原合戦の折、舅の昌幸が夫と別れ、

   西軍となって上田へ戻る途中、沼田城を訪れた際、

   夫とは敵になったので昌幸の入城を拒否したという

   女丈夫のお話でも知られていますよね。

   大河ドラマ真田丸や、真田太平記でも重要人物です。

   また後で知りましたが、その親子が別れた場所

   の犬伏は金山城に結構近かったりしてました。

   う~ん、話が長くなってしまう~m(_ _"m)     

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(写真6)小松殿のお墓

 

   また1587年名胡桃城事件で鈴木主水が北条側に

   城を奪取された後、自害した場所がここ正覚寺

   言われてました。

   ・・・が多分現在は違う見解の様でした。

   過去の資料から、下の(写真7)がその供養塔と

   思われますが、表札、案内は無くなっています。

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(写真7)元鈴木主水の墓と言われていた供養塔

   私は鈴木主水が名胡桃城を奪われた際、岩櫃城

   行っていたというのがちょっと気になっており、

   城を奪われた後、岩櫃から名胡桃を超えて

   攻撃側(敵)の拠点、沼田城のすぐ脇まで行くかな~?

   万一捕まったら、城を失なった挙句、自害もできず、

   捕虜となってしまうと思うのですが・・・なんて。

  

   あと正覚寺沼田市街地の河岸段丘のへりにあり、

   ビュ-ポイントにもなっています。 

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(写真8)正覚寺河岸段丘側から沼田駅利根川を望む

  (写真8)は河岸段丘上の正覚寺から沼田駅利根川の方向を見る。

  (写真9)は逆に沼田駅から正面の河岸段丘(正覚寺含む)を見る。

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(写真9) 沼田駅の歩道橋から見た河岸段丘正覚寺の位置

   市街地と沼田駅河岸段丘高低差は約70mだそうです。

   駅から歩くと大変そうです( ;∀;)

   (森に見える木々が段丘で、その上の奥が市街地です)

 

   で、(写真9)の左側を見ると・・・

   河岸段丘が続き、(写真10)の沼田城の位置が見れます。

   沼田城は段丘の角っこだよねー。やったー( ^ω^)

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(写真10)沼田駅から沼田城を望む

 沼田城 滝坂口

   正覚寺から滝坂口に行きました。

   沼田城本丸の南側で、入口の一つだった様です。

   何も無いですが川の橋が名残みたいです。

   (沼田城の大きさを感じたかったので確認しました) 

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(写真11)沼田城 滝坂口

  

   と、沼田城滝坂口(写真11)の位置を見に来ただけでしたが、

   ふと左側に顔を向けると・・・・

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(写真12) 滝坂の河岸段丘登り口
 (ここは登り終わったところです)

   げ!、すごい急な坂があるけど・・・(*_*;

   いそいそスマホでグーグルマップ確認。

   そうか、ここは沼田駅から河岸段丘を登る道。

   この坂を大変そうに登ってる方達が居ました。

   てことは学校や仕事とか沼田駅から毎日昇り降り

   してる方がいらっしゃるとか?

   ここにも河岸段丘と沼田の街の特徴が感じられます。

   (こちらはびっくりだけですけど、登る方は大変かと)
 
<探訪8>

 ⑤沼田城

   滝坂口からそのまま北に向かって沼田城に行きました。

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(写真13) 沼田城のシンボル、本丸太鼓櫓(復元)

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(写真14)西櫓台石垣と階段跡
(地中に埋まっていた真田氏時代の遺構)

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(写真15) 本丸の堀石垣跡
(破壊前は石垣の高さ6m。発掘で下側1.5mのこの写真が一部残存との事です)

  

   さて、沼田城は北関東の重要拠点なので、

   北条、上杉、武田、北条、織田、真田氏等

   戦国を彩る有名どころが沢山登場しますよね。

   話は長くなるので割愛します

   ・・・が、ちょっと少しだけ、

   沼田城は1531年頃沼田顕泰(万鬼斎)

   により築城されました。

   万鬼斎は息子2人を殺害したりして戦国時代を

   地で生きてきた人。そしてその息子の景義は

   1580年真田昌幸の謀略によって殺害され

   沼田氏は滅亡。(その2年後武田氏も信長により滅亡)

   ・・・とこんなマイナ-な歴史があったりして、

   その当時の本丸が多分下の(写真16)といわれています。

   私としましては~~~、

   ここに来たのが一番の感動でして・・・(;^_^A

   じ~ん、としながら1周しました(-_-;)

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(写真16) 捨曲輪(古城)跡 (本丸の北側)

 

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(写真17) 沼田景義を沼田城で謀殺した際、首級を載せた石と言われています


   捨曲輪(古城)は沼田城の最北西ですので、

   そこから名胡桃城方面が望めます。(写真18)

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(写真18) 沼田城古城から名胡桃城方面(北方向)を望む
(木の森の下は河岸段丘の崖)

 沼田市歴史資料館

   沼田市の歴史資料館で展示していたのを撮りました。

   当然私の写真より綺麗(笑) 参考になりました👍。

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(写真19) 河岸段丘説明写真
(私の位置より高い所から撮ってますね)

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(写真20) 沼田城古地図
(写真上側が西、右側が北ですね。右上の端が古城、その左が本丸。)

   

  沼田城 大手門跡と大手道

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(写真21) 大手門跡
(中に土台の石があります。小学校なので少しだけ)

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(写真22) 大手門から南方向に通じる道
(なだらかに道が下っています)

    あまり遺跡が無い大手跡になぜ来たか?

    というと・・・

    先の正覚寺のところで、小松殿が

    真田昌幸の入場を断ったのが、

    ここ大手門と言われています。

    ここで昌幸と小松姫のやり取りが・・・

    と信じよう(⌒∇⌒)

    あと大手の道は城まで登りになっており、

    道沿いには寺院を配置し、防御に備えたと

    言われています。

    プラタモリより(笑)

    行ってみると確かに良く分かる。

    沼田城の立地、ここ選ぶわ。

 

 <探訪9>

  ⑧名胡桃城

    さて、ここまで15:00。

    明日予定だった名胡桃城に行ってしまおう。

    マップを見て、利根川を渡り山側の、

    県道253号を車で北上して向かいます。

    (北条は山側から向かったかも?と思ったので)

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(写真23) 利根川の橋から北方向(名胡桃の方向)

  

   15:55名胡桃城址案内所に到着しましたが、

   閉店16:00となっており、運良くセ-フ。

   5分だけ入って、名胡桃城御城印ゲット(2枚目)。

   ここのお城は上り下りも少なく、安心して見れます。

   (16:00以降もお城見れました)

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(写真24) 名胡桃城入口

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(写真25) 名胡桃城空堀(なかなか豪快に残ってる)

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(写真26) 名胡桃城 堀と曲輪群 (この中を歩けます)

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(写真27) 名胡桃城 最東端(城の一番奥、下は崖)

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(写真28) 名胡桃城 最東端の眺望
(見えないが右側が沼田方面、どこ行っても眺望凄い)

   豊臣秀吉の北条征伐の大義名分となった

   名胡桃事件の場所。

   正覚寺でお話しました鈴木主水が城代でした。

   この沼田方面の動向を見ていたと思うので、

   さぞかし無念だったと思います。

 

        ここで名胡桃城案内所の方と御城印の

   話をしていたら、

   沼田城、名胡桃城、岩櫃城上田城

   4城の記念御城印は終了し、

   現在は中山城、松代城を加え6城御城印

   になってるとのことでした。

  

   まじですか~、あと旅程は残り2日。。。

   で残り4城、どうしようかな?

   あれ?前橋で3城も行ってるじゃん、

   その御城印は?(・・・何も買ってないぞ)

   と今頃気が付いた自分を不思議に思いながら、

   ホテルに向かいました(笑)。

   ま、その時考えよう。

 

   群馬県探訪3日目沼田探訪はこれでお終いです。

   沼田は、四方絶景でありながら、自らも絶景を

   彩る街、それゆえの要害、歴史の街でしょうか。

   今まであまり見たことがない、素敵な街でした。

     

   いつもの如く、筋が見え難い構成すいません。  

   ご鑑賞ありがとうございましたm(__)m