こんにちわ、rekikakkunです。
現在、小田原北条氏の防衛戦を綴っています。
・・・がもう17回目、
タイトルもなんかアバウトになってます。😂
しかしながら、今回の杉山城は是非とも
行きたかった所でして、気合入ってます。ψ(`∇´)ψ
15.杉山城(国指定史跡、続日本百名城)
1)杉山城の立地
杉山城は、下のグーグルマップで⑧の所、
前回の武蔵松山城からも近いです。
2)杉山城の歴史
杉山城は特に城好きではない方は、
聞いたことも無いかもしれません。
私は数年前にyou tubeで知りました。
というのも、今まで私が触れてきました
歴史書物等には全く出てこなかったです。
何故なら!、
この杉山城は、築城者、城主、築城年代が
文献等に残ってなくて、はっきりと分かって
いないそうです。
つまりは城の攻防戦の記録、歴史が全く無い
という事です。
そして・・・
発掘調査の遺物のほとんどは戦国初期、
(1500年前後の年代)なのですが、
お城の縄張り、遺構は巧妙な虎口等、
ハイレベルな構造であることから、
が合致せず、杉山城問題とも言われているそうです。
まあ私は勿論学術的な事は分からないのですが、
探訪してみますと、
何でこの城が資料に残っていないの?
と強烈なパワーに圧倒されました。
まとめますと、
①歴史資料にほぼ載っておらず、
城主、築城年、変遷等が分からない謎の城。
②城の縄張りが複雑で技巧的。
③しかも整備保存状態が最良のレベル。
つまり、行かないと分からない城ということですかね~❓
結果、埼玉県史跡の探訪時、2度訪れています。
3)杉山城の縄張り
杉山城は比高約50m程の丘陵に築かれています。
現地に掲示されていた平面図と立体図の2つを載せます。
下の平面図に載っている「現在位置」、
大手口から城内に進むのが良いと思います。
そして左上の搦手口から出て駐車場に戻ります。
4)杉山城探訪
杉山城の北東側に、広い見学者用駐車場があります。
駐車場から杉山城大手口への案内図が掲示されて
いますので、とても分かり易いです。
案内に沿って進むと、大手口の正面に来ました。
上の写真、杉山城の概要を読むと、山内上杉氏の築城と
明記されていますね。
では城内に入ります。
①出郭
大手門の手前に配置された郭。
②大手口
③外郭
大手口を入ると正面に、大手口を守る
外郭があります。
外郭の先は当時行き止まりだったと思いますが、
現在は土塁が低くなって歩ける様です。。
④馬出し郭
大手口で左に道が折れると、その先に堀を介して
馬出し郭となります。
その名の通り、大手口から次の大きな曲輪である
南三の郭の入口に設けられた、出撃兼横矢ができる
小さな郭です。
この郭に行くには戦闘時に切り落とせる
木橋がありました。
(下の写真の木の階段は当然昔は無くて、
深い堀が伸びており、その左手に
木橋があったと推定されてます。)
下の写真は馬出し郭と南三の郭の関係が見えます。
馬出し郭から大手口方面へ出撃出来ると同時に、
もし馬出し郭に侵入されても、次の南三の郭は
高い位置になっており、かつ細い道(土橋)
になる様、堀が縦横に巡らされている。
⑤南三の郭
⑥井戸跡及び井戸帯郭
城の南西側は帯状の郭になっており、
井戸跡に通じてるので井戸帯郭と名付けます。
井戸跡から馬出し方向に戻ります。
南三、南二、本郭からこの道を通って、
大手口を守る馬出し郭へ援軍出来ます。
⑦南二の郭
そして、南二の郭から南三の郭へと土塁が繋がっていて、
ここからが圧巻です。
そして南二の郭の北側は本郭へ通じる道になります。
⑨井戸郭
南二の郭から井戸郭に進みます。
⑩外郭 帯郭状土塁
南三、二、本郭はいわゆる杉山城の中心と言えます。
その南西側は先程の井戸帯郭で囲われてます。
それに対し、反対側の北東側にも帯郭状の土塁、堀
の防錆設備があります。
そうすると外郭の帯郭状土塁の説明板がありました。
⑪東二、三の郭
本郭に入る前に、本郭の北東に位置する
東二、東三の郭に行ってみます。
↑ なかなかここまで整備してるの凄い(@_@;)
堀、土塁、曲輪、切岸が一目で全部見える😆
⑫本郭
さて、ちょっと疲れてきましたね~。
杉山城、攻略は簡単ではありませんでした。😅
なので2日行っております。
2日目は主に堀底を辿って攻撃側の視点で
見てみましたので、次回投稿致します。
ご高覧ありがとうございました。_(._.)_