歴史ぶらり1人旅

歴史好きのかっくんです。歴史スポットを一人気ままに探訪します。

<大阪府と周辺 歴史探訪 6> 大阪城 と 天王寺7坂 探訪

こんにちは-、rekikakkunです。

 

 今回で大阪探訪シリーズも早5日目、

 ラストとなります。

 

 前日は宇陀松山城から天王寺に戻り、

 天王寺7坂と言われる上町台地西側

 の坂を散策しました。

 

 ここで本来は一番最初に触れるべき、

 上町台地について少しですが確認します。

 

1.上町台地(うえまちだいち)

 上町台地大阪平野を南北に通っていて、

 標高30m程の隆起した台地(洪積台地)です。

 

 大阪城はその北端に位置してます。

 

 すなわち過去、難波宮石山本願寺大阪城

 大阪平野を支配する拠点が全く同じ位置なんですよねー。

 (難波宮跡と石山本願寺はほぼ大阪城域内)

 

 程よい丘陵(高すぎない高さ、地盤が堅め)が

 程よく広がっていて、河川に囲われた丘陵北側の端。

 

 最高の立地条件なんだろうと思われます。

 

<標高図1> 上町台地周辺

  縄文時代の頃は上町台地の周りは全て海に

  なっていたと推定されていて、

  難波宮時代の西暦700年前後でも、

  台地の西側は海、東側も生駒山系の麓まで

  広がる大きな池だったそうです。

 

  そして大阪城の視点で見ますと、

<標高図2> 大阪城から天王寺部分を拡大

 周辺の湿地帯等の条件もあるのでしょうが、

 大阪城の北、東、西は台地及び河川で囲われて

 いるので、台地に上がって南側から攻める

 しかないという・・・雰囲気が見えるかな~?

 

2.天王寺7坂

 上記の上町台地の高さを感じる為に、

 天王寺7坂に行ってみました。

天王寺周辺 案内板(ちょっと字が小さかった)

 

 天神坂

天神坂

天神坂安居神社の北側)

天神坂 案内板

  真田幸村最後の地とされている安居神社は、

  逢坂と天神坂の間に挟まれていました。

 清水坂

清水坂

清水坂

 

清水坂

 

 清水寺の舞台

  上の写真に載っています新清水寺の眺望を

  見に行きました。

  上町台地の西側のへりが、はっきりと見え、

  イメージが膨ます事が出来ました。

清水寺舞台1

清水寺舞台2

清水寺舞台から北方向の眺望
(写真右半分が上町台地


 愛染坂

愛染坂1

愛染坂2

 愛染坂より北側は行きませんでしたが、

 各坂はやはり急で高低差がはっきりしてました。

 そして清水寺の舞台からは、上町台地

 競り上がっている断面が見えたのでおすすめです。



2.大阪城
 さて最後になります大阪城に行きます。

 ~写真中心になりますね~

 

 JR大阪城公園駅ロッカーに荷物を預け、

 まずは城の北方向に向かいました。

 弁天橋、城見通を進み、京橋から

 大阪城に入りました。

 

 徳川方の城北側からの大砲攻撃がありましたよね~。

 ただ、北側はなかなか大阪城が見える所が

 見つかりませんでした。

駅から北に向かい、第二寝屋川の弁天橋から
西を見るが、城は見えず

寝屋川の片町橋から大阪城方向を見る
まだ見えないか~( ;∀;)

橋の北側から見えてきました
(場所は少し違いますが、距離感はおおよそこんな感じかな?)

大阪城拡大

寝屋川の合流地点(大阪城の北)

京橋の案内板

京橋を渡ってます

大阪城案内図
(図の右から左上の現在地に来ました)

京橋口の西外堀

京橋口を西から見る

 

京橋口

京橋口から北東側を見る

京橋口桝形の巨石案内

京橋口桝形虎口に入りました

 

京橋口を入り、内堀と天守を見る

内堀の北側に架かってる極楽橋天守

 

内堀の案内板
(260年も続いた権威をひっくり返す
には燃やすしかなかったのかな?)

天守と内堀

 

 

極楽橋と本丸
天守閣に近く、とても絵になります(^▽^)/

極楽橋を渡る小学生たち

本丸から極楽橋を撮る

 極楽橋大阪城でも豊臣時代の栄枯盛衰を感じる所。

 ⇒①オーストリアで発見された屏風に秀吉晩年期

          1596年建築の壮麗な楼閣仕様が描かれており、

   ルイスフロイスの記録と仕様が合致しているそうな。

   (秀吉の栄華を見て取れる)

 ⇒②1600年(関ケ原合戦後か?)その壮麗な橋は

   京都に移築され、建て直しされた模様。

   唐門が竹生島宝厳寺残ってるとの事です。

   (多分家康の意向でランクダウンさせられたか?)

 ⇒③そして1615年大坂夏の陣図屏風では極楽橋から

   城北側に逃げる武士、庶民達の悲惨な姿が

   描かれてます。(豊臣時代の終焉)

 

極楽橋と桝形の虎口

天守と飛び立つ鳥

本丸北部の山里曲輪と秀頼淀殿自刃の地石碑

山里丸案内板

どことなくうす暗い山里曲輪

 

本丸櫓台跡、流石に広い

本丸東側

本丸東側の内堀と雁木坂(帰りに通ります)

本丸のなかでも山里丸(写真左奥)が低いのが分かります
上町台地北端の終わりを表す段差とのことです)

山里丸から上がってきました

山里口出桝形 案内板

上町台地の高低差が感じられますね~

内堀東側の水堀と空堀の境

空堀拡大、なんか雰囲気が👍

天守と山里丸間(本丸東側)の隠し曲輪

 

天守閣正面に来ました

 

 天守閣は1,2F基礎編パネルの

 撮影はOKでした。

 特に下の秀吉時代と徳川時代の本丸比較図は

 分かり易かったです。 

本丸比較

本丸断面比較

 

天守閣から東方面の生駒山系を見る

天守閣から南方面を見る

 東側の建物は大阪城の土地より低い所から建ってます。

 それに比べて南側の建物の立ち位置は、

 大阪城と同じ高さって感じがしますね~。

 天守から出ました。

 さて昼食、城を出ると多分お店が分からないので、

 本丸にあるレストランに行きました。

 運よく空いてました。 

本丸にあるミライザ大阪城

 

建物内のレストラン

最後の食事(昼食)

 

 昼食が終わり、本丸を南側から出ます。

 すると桜門

桜門桝形の巨石(城内第3位の大きさ)

桜門(本丸南側)

 桜門を出て二の丸を西に進み、大手門へ行きます。

本丸南側(桜門東側)の空堀

本丸南(桜門西側)の空堀

西側からの桜門

本丸南西の空堀(いい味出てます)

 

大手門桝形虎口の多聞櫓(二の丸)

千貫櫓と外堀1

大手門北の千貫櫓と外堀西側2

大手口を出てきました、流石に広い

 

 大手門を出て外堀の外側を南→東へ廻ります。

外堀南方面へ

南外堀と六番櫓

六番櫓拡大

六番櫓と南外堀

 ここ、かっこいいので何度も撮りました。


南外堀の東角と一番櫓1

南外堀の東角と一番櫓2
(ここも凄いな~(@_@;))

南外堀の終点と天守

玉造口から二の丸に再入場

二の丸南東部

蓮如上人笠懸の松

蓮如上人袈裟懸けの松 説明板

 

本丸内堀の空堀と水堀の境(南東部)

内堀の東面、雁木坂
上町台地の東斜面の高低差を示しているとのことです)

雁木坂案内板

内堀、本丸の北東部が見えてきました
右端が山里曲輪で、低くなってます。
上町台地の北端の段差を示しているとのことです

大阪城に入場する前に通ったビル、
クリスタルタワーが目の前に見えてきました
この頃になると、足が棒に( ;∀;)

大阪城ホール正面にある青屋門から
大阪城を出ます。

 荷物を預けてあるJR大阪城公園駅から帰途に着きました。

 以上で大坂編歴史探訪を終了致します。

 ご高覧ありがとうございました。_(._.)_